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May 1, 2016

スパイス日記

コリアンダー(香菜・パクチー)

Photograph & Text by Tamako Louie

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初夏を思わせるような日差しを感じる5月、皆さま如何お過ごしですか?、若草色の新芽が初々しく、生命が活動し始めるとなんだかワクワクしますよね。特にカナダでは冬の間日照時間が短いので、太陽光不足・・・、なので太陽が顔を出し、日照時間が長くなりはじめるとみんな我先にと太陽の下へ出て行きます。カフェやレストランでも晴れている日はテラス席が人気。最近は紫外線問題で太陽光を避ける傾向にありますが、1日15分日光を浴びるだけで、落ち込みやイライラ解消、ビタミンD補給効果が期待できますからお散歩で心も体も軽やかに。さて’冷たい飲み物や爽やかな香りが心地よいこの季節、今月はコリアンダーのお話しです。

独特の香りが食欲をそそるコリアンダーはアジアン料理・中南米料理にはかかせないハーブですが、呼び名は色々、地域によってこれだけ名前が変わるハーブは他にはないのでは? 日本ではコリアンダー(英語名Coriander)という名前が一般的なようですが、

中国では「香菜・シャンツァイ」、タイでは「パクチー」 中南米ではCilantro・シアントロ」、と様々、すべて同じセリ科のハーブです。調べてみると古代エジプトや古代ローマでは医療用に使われ、中世ヨーロッパでも薬草とし活用されていたという記録があり、薬としての歴史は長いようです。日本にも紹介されましたが、独特の香りが当時の日本人には受け入れられず、江戸時代には薬としての使用はあったものの、定着せず。しかし近年、エスニックフードの流行にのって、知名度がぐんぐん上がり、この香りに取りつかれて癖になってしまうコリアンダー好きの方が急増。日本の八百屋さんでも簡単に手に入る時代になりました。

気になる効能ですが、疲労回復効果のビタミンB1、お肌に良いビタミンB2、ビタミンC、抗酸化作用のビタミンE、その他のミネラル多数・・・と、やはり古くは薬として珍重されていただけの効果はあるようです。そして近年注目されているのはキレート効果です。キレート効果とは、吸収されにくい成分を吸収しやすく形をかえさせたり、有害物質を排出しやすい形に変えて排出する働きの事で、毒素や放射性物質など体内に必要のない物質を体外に排出する手助けをしてくれます。キレート効果を持つ食品は身近に色々ありますがその一つとしてコリアンダーのデトックス効果が注目されています。

確かに食べなれないとこの香りが苦手と思う方もいらっしゃいますが、他のスパイスと同じく少しずつ食べ慣れてくると、”この香りなしでは物足りない”と感じてしまう不思議なハーブ。そしてどんな料理にも相性が良く、春巻き、餃子、サラダ、スープ、チャーハン、等々、最近ではおにぎりに混ぜるなんて方もいらっしゃるようですが、ご自分の好きな食べ方であれこれ工夫してみるのも楽しいですね。これからの季節、ぜひ活用してみて下さい。

 

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Tamako Louie

Tamako Louie

パステルシャインアート・セラピスト、オーラソーマ&現代レイキプラクティショナー 東京でのOL生活をへて結婚と同時にカナダへ移住。オーラソーマでの体験をきっかけに、レイキ、エネルギーワークを学ぶ。 近年は癒しと浄化を促すヒーリングアート「パステルシャインアート」を通しての活動にも力を入れている。
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