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Aug 4, 2016

暮らしクラシック

どんなことも、あきらめなければ必ず道は開けてくる。そう思った 

ー フジ子・ヘミング

Photograph & Text by Risa Takahashi

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バンクーバーも、曇って1日が始まっても、日中にはその雲たちが散らばり、青空に暑い日差しが出るようになりました。暑いといっても、日本の猛暑とは比べものにならないくらい、過ごしやすいですが。。。

さて、最近、新車をリースしました。初めてのことでワクワクしてます。なんてったって、自分の車を持つのだから。なぜ今更なんだけど、さすがに行動範囲が広いのと、私は予定をぎっしり詰めるのが好きなので。。。自分の時間を有効に使うためにも、車がどうしても必要になってきました。

最近は音楽と真反対?のファイナンスの仕事をしています。それがありがたいことに忙しく、あっちこっち行ったり来たり。たくさんの人に出会わせてもらってます。ファイナンシャルプランナーとかアドバイザーとか、とにかくお金のことになると、なんだか堅苦しいけど、リーチアウトする人々がmiddle to lower 収入の家族なので、私が音楽でリーチしたいところとどんぴしゃ。そんなわけで、いろいろ楽しいのです。

さて、今日のクオートですが。あの日本でとても有名なフジ子・ヘミングさん。

彼女のバイオはとても読み応えあります。

少し紹介しますが、ドイツ、ベルリンで生まれたヘミングさん。日本で育ちながらピアノを習い始めました。17歳にてデビュー。その後、ソリストとして活躍していたヘミングさんですが、風邪をこじらせ聴力を失います。その後、教師の資格を取る彼女ですが、コンサート活動をやめることはありませんでした。2001年にはカーネギーホールでのコンサートも成功させた彼女。

子供の頃からピアノで生きてきた彼女が聴力を失ったとき、絶望的でなかったとは思えません。後悔のプロフィールにつらいことは一切書いてありませんが、音楽家として、とても必要なツールが使えなくなることはインパクトが大きかったと思います。それでも止めなかったのはなぜでしょう。

本当の理由は彼女にしかわかりませんが、私はこう思います。

人生生きていてつらいことが起きるのは当たり前です。それがどんなに小さなことでも、大きなことでも、誰にでも起こり得ること。つらいことって人間をどん底に突き落としたり、弱い心を作ったりする原因だけど、七転び八起きという諺があるように、そこから何回立ち上がれるかが勝負だと思う。今は特に、すぐにやめてしまったり、簡単な方に方向転換したり、それが全然可能だから、挑戦しなくなくなった世の中になってる気がする。でもこのクオートがいうように、どんなこともあきらめなければ、先に道はある。あるというより、できる。ってこと、もう少し頭に入れながら立ち上がって物事と向き合えればな。と私もはっとされた原点に帰れるクオートです。

みなさんは、壁にぶちあたっても、諦められないくらい大切なもの、ありますか。

今日の一曲🎵

ヘミングさんの弾く、フランツ・リスト『愛の夢』です。指の感覚や体に跳ね返る音で弾く彼女はやはり、今の今までピアノをやり続けてきたからこれができるんだと思います。よく見ると、目もつぶって弾いてるときがほとんどです。すてきな愛の夢、お楽しみください。

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Risa

Risa

昭和終わりに生まれた千葉っ子。18歳まで日本で育つも、自分の居場所はここではないと、単身シドニーに移り住む。英語を勉強した後、バンクーバーのコミュ ニティーカレッジに留学。6歳からやっていたピアノに興味がどうしてもあり、クラシックピアノ科に所属し、4年の大学過程を終了。カレッジで習った指揮や 声楽を生かしたい!と大学院では合唱指揮を専攻。2012年に卒業し、今では子供合唱団 Kids Sing Chorusをイーストバンクーバーの小学校で開催し、大人合唱団Aurora Celebration Choirも指揮・指導する。最近ではリトミックにも興味があり、9ヶ月のベイビー達&両親に、発達につながる音楽クラスを開いている。
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