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Dec 29, 2016

和なこと体験記

如月

~しめ縄飾りでしめやかに

Text by Megumi Nishijima

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新年、明けましておめでとうございます。

年末年始の雰囲気が大好きなので、年が明けてしまうのが名残惜しいですが、気持ちも新たにスッキリと、2017年も邁進していきたいと思います。

さて、ハロウィンやクリスマスと違って、お正月といえば「和」なイメージが満載ですが、年末に「しめ縄」を使ったアレンジメントを体験してきました。

もともとは「占縄」と書いて「しめなわ」と呼んでいたそうで、神聖なものと、邪なものを分けるという意味があったのだとか。いわゆる結界、境界線の役割を果たしていたそうです。

材料はこちら。

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すでにしめ縄は用意されていて、そこにお花を飾り付けていきます。

「お花にも意味があるんですか?」と尋ねると、「そうですね。牡丹や南天など、おめでたいものが揃っています」と先生。

お花の先生というと、ピシャッとしていて姿勢が良く、着物を着こなすマダムというかなり偏った先入観を持っていましたが、この方はいわゆる普通のOLさんっぽい雰囲気で親しみやすいです。

リースのアレンジメントはやったことがなく、しかもしめ縄だし、粗相があってはいけないと、「何か決まりごとはありますか?」と聞いてみましたが、「特にないので、自由に飾ってください」とのこと。

それならば、と、感性のままにお花を飾っていきました。知識がない分、感性で勝負するしかありません。

このコラムのために、毎月いろいろな和のお稽古事に触れていますが、やっぱり日頃使わない部位を使いますね。脳はもちろんですが、身体感覚においてもそんな気がします。

二時間格闘して、完成したしめ縄飾りがこちら。

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見えづらいですが、しめ縄の後ろには白&ゴールドの水引もつけました。バランスを考えるのが難しかった!

お正月飾りは、飾るタイミングも重要ですが、「12月28日から飾るといいですね。9のつく日は良くないので、29日は避けた方がいいです」と先生。しまう時期は地域によって違うそうですが、マックスで1月7日までいいそうです。

ちなみに、以前別のお花の先生にお聞きしたのですが、昔の日本人は季節の行事のたびに、まず山に入って竹や松、お花など花材を調達するところから始めたそうです(現代だと、お店で買っちゃいますよね)。その「山に入る」という行為が、すなわち「穢れを落とす」ことに直結していたのだとか。八百万の神、山も、神様ですしね。桃の節句、端午の節句……季節の節目ごとに山に入る。今はこのように、都会のど真ん中でちまちまと自然と接していますが、2017年は全身で浴びるように体感するのもいいな。

そんな深いところまで思考を巡らせてくれるのも、日本文化の魅力の一つかもしれません。


今月の教訓:季節の行事を行うだけで、心身が浄化される


 

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Megumi Nishijima

Megumi Nishijima

文筆家、編集者、ヨガインストラクター、数秘リーダー。東京在住。 自分軸で豊かに生きる大人のためのコミュニティ「hatobaの会」発起人。幼少期より物語や言葉の持つ力に惹かれ、現在は出版業界に勤務。25歳でヨガを始めたこときっかけに、心・体・たましいのつながりに興味を持つ。「地に足のついたスピリチュアル」をテーマに、五感で感じたことを大切にしながら、自分の思いや体験を綴っている。
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