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Feb 28, 2017

和なこと体験記

弥生

~三味線レディ!

Text by Megumi Nishijima

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日本文化を体験する連載を始めた背景には、「いろんなことを体験してみて、新しい趣味を見つけたい」という思いがあったのですが、ついに出会ってしまいました。それは『三味線』。

いやね、三味線との出会いにはちょっとしたドラマがありまして。

年末にあるヒーラーさんのセッションを受けた際、「私に合う心身の浄化法はなんですか?」と尋ねたところ、「長唄」と言われたのです。長唄が何かもよく知らなかったものの、「とりあえず体験に行こう」と思ってネットで予約。意気揚々と向かうと、そこは三味線教室だったのです。

長唄=歌うものだとばかり思っていたのですが、どうやら長唄は歌のパート以外に三味線やお囃子などがあり、「ここでは三味線を教えています」と先生。

でも、元吹奏楽部だし、やっぱり楽器の演奏は楽しくて(それこそ年末にクラシックコンサートを見て、オーケストラに入りたいなぁと今さら思っていました)! 譜面を前に音を鳴らすと、自然とワクワクしてきます。

三味線は三本の糸にバチを当てて音を出すのですが、弾き方も楽器の構え方もとにかく特殊らしく(ギターなど他の弦楽器ともまた違うらしい)、バチを糸にあてることさえなんて難しい。やはり芸事は身体知、すなわち体で覚える世界。幸いなことに先生もまだ若く、ユーモアがある感じの楽しい方だったので、「これもご縁」ということでそのまま入門することに。現在、月に2、3回のペースでお稽古に通っています。

わからないこと、できないことだらけなので、お稽古の間はとにかく吸収、吸収。教わったことをそのまま体で表現する。余計な思考を潜り込ませず、ただ目の前に集中する。ときたま「できる」、その感覚をキャッチしながら、今はひたすら三味線の素地を作っている状態。

しかし、家に帰って、本を読むでもなく、映画を見るでもなく、楽器を弾くという選択肢があるっていいものですね。まだまだ弾くことが楽しいという段階ではないですが、初心者の視点に立つことは新鮮で、伸びしろしかないっていいなぁと改めて思うのです。


今月の教訓:できない=伸びしろばかり! とにかくチャレンジを楽しんで


 

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Megumi Nishijima

Megumi Nishijima

文筆家、編集者、ヨガインストラクター、数秘リーダー。東京在住。 自分軸で豊かに生きる大人のためのコミュニティ「hatobaの会」発起人。幼少期より物語や言葉の持つ力に惹かれ、現在は出版業界に勤務。25歳でヨガを始めたこときっかけに、心・体・たましいのつながりに興味を持つ。「地に足のついたスピリチュアル」をテーマに、五感で感じたことを大切にしながら、自分の思いや体験を綴っている。
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