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Apr 27, 2017

瀬戸内小豆島~心地よく向き合う

My Story 1

Text by Hiroyuki Arimoto

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私は福岡県北九州市の出身。

縁あって今、住んでいるのは日本の「OLIVE ISLAND」。

瀬戸内海で淡路島に次いで二番目に大きい島、「小豆島」。

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2010年5月24日TBS月曜ゴールデン「遺品整理人 谷崎藍子~死者が残したメッセージ~」の放送があった。

視聴率が気になっていたが私は、録画セットをして、仕事に出掛けた。

リアルタイムで放送が観れないのは残念であるが…

翌日、MBS村上プロデューサーより電話がある。「有本さん、凄いよ!視聴率」

村上さんの声は少し興奮していた。驚くことに遺品整理人の視聴率は裏番組の木村拓哉主演フジテレビ月9「月の恋人」や日韓戦のサッカーを超えていた。私は心に詰まるものを感じた。

 

時は2009年春、俳優の石倉三郎さんの紹介で脚本家の清水有生さんと出会う。

お二人は古くからの友人で石倉さんの故郷でもある小豆島に瀬戸内の玉筋魚(イカナゴ)を食べに来た。清水有生といえばNHK「すずらん」「あぐり」、TBS「3年B組金八先生」「夫婦道」など数々のヒットを飛ばしている脚本家である。

私と清水さんとの付き合いはここから始まる。

後日、清水さんは小豆島が良い印象だったのか脚本を手掛けている奥様と三人のお子さんとご一緒に小豆島へ旅行にやって来た。

この時、車中で福岡出身の私がなぜ小豆島に来たのかなど、幼少からの身の上話をしたのである。

 

この年の秋に清水さんから連絡がある。新作ドラマを撮るがロケを今、小豆島で考えていると……そして、近いうちにMBSからロケハンの連絡があるので協力してほしいと告げられる。

 

11月紅葉も盛りの中旬、ドラマのロケハンが行われた。ロケハンのために事前に台本の準備稿を送ってもらっていた私は車を国道(小豆島にもなぜか国道がある)の脇に止めて、本に目を通した。半分も読み終えないうちから、涙はこぼれ落ち、鼻をすすって大声で泣いていた。

私の生い立ちに良く似た主人公が犯す愚かな行動が私の心を揺さぶり感情が露わに出たのだった。

 

月曜ゴールデン「遺しもの~遺品整理屋・藍子~(仮題)準備稿2」

   ~主人公の相沢俊介から警察に緊急電話…「…母を殺しました。」

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ArimotoHiroyuki

ArimotoHiroyuki

一般財団法人岬の分教場保存会 専務理事 / 小豆島映像支援実行委員会理事 / 一般社団法人小豆島観光協会理事 / 小豆島町観光協議会副会長 / 四国ディスティネーションキャンペーン小豆島誘致実行委員会本部長 / 一般財団法人一本のクギを讃える会理事 / 故高峰秀子家アドバイザー/ 1962年福岡県北九州市生まれ。 観光施設二十四の瞳映画村の再生立て直しのため、平成12年に民間人より常勤役員として登用される。映画「八日目の蝉」、ドラマ「二十四の瞳」、CM「ダイハツ第3のエコカー」、「トヨタパッソ」などの数多くの映画・ ドラマ・旅番組・CMに関わる一方、施設内に1950年代日本映画黄金期ギャラリー、ギャラリー松竹座映画館や邦画シネマアートウォールの建設をし、古き日本映画の普及活動に力を入れる。また、音楽分野では女優島田歌穂によるミュージカル「二十四の瞳」東京公演・小豆島公演、日本最大ゴスペルクワイヤであるアノインティッド・マス・クワイヤーによる棚田を背景にした農村歌舞伎舞台でのゴスペルプロデュースや、スタジオジブリや映画監督・俳優などを用いたトークイベント「喋楽苦」、木下惠介生誕100年ひとつ木の下プロジェクト事務局や人気舞台 劇団☆新感線を映像化したゲキ×シネを小豆島で上映するなど地方から中央へ発信することを基本に活動する。
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