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Apr 27, 2017

和なこと体験記

皐月

~胸キュン♡ 水引アクセサリー

Text by Megumi Nishijima

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近年、若い女性を中心に空前のハンドメイドブームですが、「手仕事」というのは昔も今も楽しいもの。ハンドメイドアクセサリーの材料としては、天然石やパール、ビジューなどかわいらしく、きらびやかな素材が揃っていますが、実は和素材もその一つ。今回は「水引」を使ったピアス作りを体験してきました。

水引は冠婚葬祭で使われるご祝儀袋などでおなじみですが、日本に入ってきたのは1300年以上前のこと。遣唐師の小野妹子が持ち帰った献上品がきっかけだそうです。以来、宮中での献上品などに、紅白の麻紐を結ぶ習慣が広まったと言われています。

結び方は20種類以上あり、蝶結びのようにほどける結び方は、入学式など何度あってもいいお祝いごとに。反対にほどけない結びきりは、1回限りにしたいお悔やみごとや結婚式などに使われます。

今回は、基本の結び方となる「あわじ結び」にチャレンジ。一度結ぶとほどけにくい、結びきりの一種です。ピアス用には三本の水引を使うのですが、まずは1本で練習。

「指に力が入っているとやりづらいので、余分な力は抜きましょう」と先生。

慣れない手作業で、ついつい体が緊張状態になってしまいます……。一動作終わるたびに、「ふぅ」という感じ。

2回ほど練習して動きに慣れたところで、水引を3本選び、ピアス用の素材作りへ。かなりの色数が用意されていたので、どれにしようか目移りしてしまいます。

先生曰く、「単色よりは、3本とも色を変えた方が水引の流れが見やすいです」。

私はレインボーカラーのようなカラフルな水引を使いたくて、それを中心に黄、ピンクと春らしい組み合わせにしてみました。

先ほどのあわじ結びを、今度は3本の水引を使って編んでいきます。3本がきれいに平行して進むことが必要なので、最初はてんやわんや。並びがぐちゃぐちゃになったときはどのように整えればいいか、先生に教わりながら、作業します。みんな、無言で手元に集中。一挙一動、慎重に、意識を集中させて行います。あ、また肩に力が……。

10分くらいで、片耳分のパーツが完成!

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この配色、成功でした! 女の子っぽくてかわいい!

もう片耳分も同様に編んでいきます(って言葉にすると簡単だけど、同じサイズ感でシンメトリーになるように作らなくちゃと気づいたときの私たちの「マジかよ」ぶりときたらすごかった。見るのと、やるのとでは大違いなのです)。

パーツを2個編み終わったら、好みの長さに水引を切って、金具をつけます。

こうして、ピアスが完成♡

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色の組み合わせによって、雰囲気は自由自在。持ち帰りの材料もいただけたので、そちらは黒、黒ラメ、ピンクでネオンカラーっぽいチョイスにしてみました。

輪の部分を大きくしたり、小さくしたりと結び方のバランスを変えると、見栄えも激変。あわじ結びだけで、いろいろなアレンジが楽しめます。

何しろ軽いので、パーツが大きめでもつけてる感がまったくない! 水引、アクセサリーの素材としてかなりポテンシャルが高いです。

毎日のように身につけるアクセサリーだからこそ、こんなふうにさりげなく伝統文化を用いられるとすてき。幸運のモチーフとして、ちょっとした贈りものにもよさそうですね!


今月の教訓: 普段使いの小物にこそ、日本の美を


 

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Megumi Nishijima

Megumi Nishijima

文筆家、編集者、ヨガインストラクター、数秘リーダー。東京在住。 自分軸で豊かに生きる大人のためのコミュニティ「hatobaの会」発起人。幼少期より物語や言葉の持つ力に惹かれ、現在は出版業界に勤務。25歳でヨガを始めたこときっかけに、心・体・たましいのつながりに興味を持つ。「地に足のついたスピリチュアル」をテーマに、五感で感じたことを大切にしながら、自分の思いや体験を綴っている。
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