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Feb 28, 2018

Vancouver ファッション•シーン

Yui Nakahori

Jewelry Designer

Text by Studio Keiko

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バンクーバーに一年間のワーホリ滞在中、英語だけを勉強するよりも、何か他のことも学びながら英語を学びたいと考え、LaSalle College で当時新設されたばかりのジュエリーディプロマコースの1年間プログラムでジュエリーデザインとメイキングを学んだ Yui Nakahori。2008年に卒業し、その後は東京の青山にある『ヒコみづのジュエリーカレッジ』に入学した。

「やりたい授業を選んで好きに通えるシステムのコースに入学したので。自分に足りない技術を補うために通った感じでした。細かい繊細な技法は日本の方が学べることが多かったです。クラスメイトも日本の方が器用な子が多かったので刺激にもなりました。LaSalleカレッジにいた頃は、バンクーバー、アメリカ、韓国、インドネシア、中国のクラスメイトの中で学んでいたんですが、私はすごく細かいところまで作るタイプだなと気づきました。日本でのクラスメイトも私と似たところがあって、細部に最後までこだわるので、日本人の性質なのかなと感じています。大変ですけど、繊細な部分まで作りこんで長く愛されるジュエリーを作るようにしています」

日本のジュエリーカレッジを卒業後、バンクーバーに戻り、カナダの自然にインスパイアされながら、日本で培った日本的な文化の感覚をジュエリーデザインに注ぎ込んだ。彼女が主眼としている”繊細な部分まで作りこんで長く愛されるジュエリー”とはどんなものだろう。バンクーバーの陶芸家HiDeとのコラボも独特だ。
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「アーティストのお客さんが多くてこれは何をイメージして作ったの?とか聞かれることが多いんですけど、直感で作ってるので、答えられないことが多くて逆にお客さんがアーティスティックに批評してくれます」

素材やテーマは、さまざま。刺繍。貝やパール、サンゴのビーズ。ピンクトルマリン、アメジスト、ルビーの原石。鹿やムースのシリーズ。枝や蜂の巣、ツノや雫のイメージのデザイン。

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原石を包んでいる、爪のデザインも枝をモチーフにしていることが多い。植物系の物も人気で枝やイチョウや花も増やしていきたいという。
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ローカルのアーティストのファンも多いが,特に人気を博しているのは、日本的な折り鶴や桜のモティーフ。折り鶴のペンダントヘッドはロストワックス技法を用いて、折り鶴をブロンズにキャスティングしたものだ。
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日本人の繊細な指先でカナダの悠々とした自然の空気感に囲まれて育まれていくジュエリーたち。どこまでも高まっていくに違いないクオリティは今後も見逃せない。ブランド名のantler_to_shimarisu のシマリスのモティーフも考えているというからファンとしては楽しみだ。
今後はオンラインストアの販売を予定しているが、現在Yui Nakahori のジュエリーは、KitsilanoにあるBranches & Knots で購入できる。http://www.branchesandknots.com/kitsilano-store/
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Studio Keiko
日本、ヨーロッパでのモデル事務所の経営をはじめ、30年に渡るファッション業界の経験を生かして,現在バンクーバーにおいて、ファッションショーのイベントプロデュース,ショーの振り付け、モデルトレーニングと幅広く質の高い活動を展開している。東京では近年、Jha Jha Ojha Angelのファッションショーを,ロック•スタジオで手がけた。バンクーバーでは、Aydenギャラリー、バンクバー美術館,,,等。またフェアモント・ホテル・バンクーバーにおいてシャネル・ファッションショーではカナダ内外から絶賛を浴びた。http://www.studiokeiko.ca/
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