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Jul 3, 2018

Vancouver ファッション•シーン

Fashion Designer

Jason Siu

Text by Studio Keiko

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Jason Siuは香港生まれ。一歳のとき両親とともにカナダに移民し、サリー市で育った。両親の勧めによりSFUで心理学をメジャーしたが、卒業後ファッション・デザイナーをめざして、業界をリードするバンクーバーのファッション専門学校Blanche Macdonald で2年間のコースを一年で学ぶ。彼がファッションに精神的な要素を含もうとするアイディアは大学で学んだ心理学も影響しているのだろうか。3着の卒業ファッションショーの女性ドレスに施したピラミッド型の6200個のクリスタルと9000個のビーズの星星のようなきらめきは圧巻で、話題をよんだ。すべてが手作業、このドレスは制作に2ヶ月半かかったという。

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世界的なファッション・デザイナー、クリスティアン・ディオールがこよなく愛した、フランス語で”風紀図”を意味する”デ・ヴァン”は、Jasonにとってもラッキーアイテム。空にあるものはラッキー・シンボルだ。

シルバー色のシルクに手刺繍、全体のフォルムは小さなウェスト。特別な生地でライトの下で光るドレス。普段の生活にはない、超越した仮想世界は彼の遊び場になっている。手元にはいつもアイディアを書き留めるノートブック。そこにはデッサンされたりコラージュされて、いくつものアイディアソースが収められていて興味深い。

Branche Macdonald Centreを卒業した彼は、5シーズンにも及ぶバンクーバーファッションウィークのボランティアに徹し、たくさんのことを学び、今年3月に初めて自分のショーを実現した。

「いま生シルクの生地についてリサーチしているところ。麻に近いようなシルク。ナチュラルな生成りと黒。シルク素材で作ったベーシックな色のシャツがななかなかないから、高級な素材で作ったラグジュアリーだけど、どこにでも着ていけるような服をこれから作っていきたい!」

Jason はもっかカブトムシにインスパイアされているという。カブトムシのように色を変えていく洋服、、。

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美しさはつねにシンプルと混濁の間にある、と彼は語る。クオリティがよくてストラクチャーもちゃんとしていて何か変わっている服。強烈なアイディンティとリーカルデザイナーらしい、ラグジュアリー・ストリートウエア。フォーマルな中に遊びがある服。

それが彼の道標だ。「メンズシャツで手染めのカスタムメイドとオートクリュールを両方やってみたい」

次のショーではメンズが主のユニセックスのファッションの展望が広がっている。

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Studio Keiko
日本、ヨーロッパでのモデル事務所の経営をはじめ、30年に渡るファッション業界の経験を生かして,現在バンクーバーにおいて、ファッションショーのイベントプロデュース,ショーの振り付け、モデルトレーニングと幅広く質の高い活動を展開している。東京では近年、Jha Jha Ojha Angelのファッションショーを,ロック•スタジオで手がけた。バンクーバーでは、Aydenギャラリー、バンクバー美術館,,,等。またフェアモント・ホテル・バンクーバーにおいてシャネル・ファッションショーではカナダ内外から絶賛を浴びた。http://www.studiokeiko.ca/
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