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Sep 1, 2019

原始からの響き〜未来へのことづけ

Awa no Uta 時空を越えた言の葉メッセージ21
つながる言の葉
Photo & text by Kimiyo Odaka

8月29日97歳で祖母が天国へ旅立った

家のベッドでいつものように大好きな甘酒を飲み、冷房で少し冷たくなった足を私がマッサージした後、1時間後にまるで眠るように魂は体から解き放たれていった。

これぞ大往生。

祖母は最後まで家族を一番大切にしてくれたと思う。

97歳戦前生まれの祖母からは本当にたくさんのことを教えてもらった。

いつも庭の草をすみずみまでとり、大好きな花を庭中に咲かせてくれていた。祖母が老いてくるに従い、庭に草が生え花も少なくなっていくのがとても寂しかった。

祖母にとっては庭の草取りが一番の供養かもしれないと、今朝は夏の残暑に負けず祖母を想いながら草取りをすると、祖母との思い出があふれ出てきた。

今思えば、幼い頃から今まで私が家に帰ると必ず私を笑顔で迎えてくれたのは、いつも祖母だった。母も私も御婿をもらい我が家は四世代女系家族。祖母が亡くなって一番涙を流したのは私の息子、祖母からするとひ孫にあたる。

中学一年生になる息子は、小さい頃からのんびりで、宿題や片付けのことでいつも私や母に叱られることが多かった、そんなときいつも祖母は息子の味方で「せいやは良い子だ良い子だ」と褒めてくれた。だからこそ息子せいやはばあちゃんが大好きで、デイサービスに送り出してくれたり、立ったり座らせたり食べさせたりを進んでやっていた。お年寄りと一緒に生活するということが、自然に何を助けたら良いのかが分かるのだな~と私は見ていていつも関心するところだった。

だからこそ、この多感な中1の息子には初めての家族の死が大きく胸に感じているのだと思う。

息子せいやが小4だったころ、いつものように宿題をなかなかやらないせいやに私が激怒していると、祖母が広告の裏に私へ何か書いていた。渡された紙を見てみると達筆な走り書きで、

「無意識に怒ったりけなしたりしているみたい。子どもは何時どこでも教師や親の発言に左右されて育っているもの。親や教師は意識して褒めること。途中は厳しく指導しても最後は褒めて終わりにすること。書いた字がまずくとも、よく書けているところをみつけてほめてやること。怒られ放しでは次にやろうとする気がうすれる。もっと言いたいことがあるが厳しくするということは?」

小学校の教師だった祖母の言葉は私をドキッとさせたそして、それはとても深い愛に溢れていた。

本当に大切は言の葉だった。

祖母の笑顔と大きな愛とこの言の葉を私が大切にして、今度は私が子ども達に伝えていきたい。

ばあちゃん 大好きだよ 本当に今まで育ててくれてありがとう

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OdakaKimiyo
1995年よりアルファビクスインストラクターをはじめる。公務員をへて、その後アロマセラピーが心身の癒しと健康に深く働くことに感銘をうけ、カナダへ学びの旅にでる。マッサージをしながら、カナダ先住民家族とともにひと夏を過ごし、自給自足の中からハーブメディスンや自然と人間の深い関わりと知恵を学んだ。その後グアテマラ・インド・タイを周り帰国。現在二児の母となり、今までの経験を皆さんと分かち合いたい、人と地球に優しく、輝く未来をつくりたい。そう願い活動している。 (最近の活動) トータルヒーリングサロン Payoraのオーナー その他、幼稚園・小中学校、老人寿大学・自治体などからの依頼でアロマやヨガの講座の他研修、講演会なども行っている。またYOGAのマントラをテーマにしたバンドSilence-Aetherのメンバーとして、イベントに多数出演。ヨガ/ライフスタイルイベントなどでの活動や、映像表現にも活動の場を広げている。
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