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Sep 1, 2019

頭蓋骨調整への旅

~サンクトペテルブルグにてレコード屋めぐり~
Photo & text by Tadahiro Koto

<前回からの続き>
サンクトペテルブルグに到着しコーディネーターの方と落ち合い食事へ行くことに。
僕はどこの都市に行ってもハードロックカフェに行ってその土地にしかないピンバッジを買うのが趣味のひとつだ。
夜遅めということもピンバッジを買うその流れでハードロックカフェにて軽く一杯やることになった。

初日にそこに行ったことが幸運のはじまり。

まずは普通に食事をしながら飲んでいた。
そのハードロックカフェの50代くらいの支配人がテーブルに来たのでそれとなくボーンレコードのことを聞いてみたが知らないようだ。
すると支配人はレコードのことなら店内でDJをやっていた男に聞いてみるといいと言われDJを紹介してもらった。
ありがたいことに英語が話せる人だったのでとてもスムーズ。

ボーンレコードをどこかで見たことがあると言い出した。
どこか覚えていないが・・・と言ってレコード屋の店名や簡単な地図を4軒ほど書いてくれた。

やはりなんでも聞いてみるものである。
そしてあまり笑わずぶっきらぼうに見えたロシア人だが関わるととても親切なこともわかった。

そして翌日から案内されたレコード屋を巡ることとなる。
いろんなお店を探しているうちに地図にあったのに行ってみるとお店が無かった。
迷っていたら近くにロックバーがあるではありませんか。
そこのバーにズカズカと入っていってマネージャーに近所のレコード屋のことを尋ねてみたらあちこちに電話をかけて一生懸命に移転先を探し出してくれた。
そしてすっかり仲良くなり滞在中にそのロックバーに数回訪れることになる。
彼とはインスタグラムでつながって今でもやりとりしている(笑)

サンクトペテルブルグで友人ができるというそんな嬉しいハプニングもありながらボーンレコードの捜索は続く。

しかしどのお店に行ってもボーンレコードは見つからない。
お店の店主にスマホに入っているボーンレコードの写真を見せてレコードのことを聞いてもまったく知らないという返答が返ってくる。
ところがあるレコード屋にはいると60代と思しき店主だった。
年齢的にいってもこのおじさんならわかるかもしれないと思い聞いてみる。

するとひとこと「知ってるよ、見たこともある」
!!!!!
英語も通じたので詳しく話を聞いてみた。
すると昔のものだし政府の統制によって発禁になっていたものだから見つからないと思うよ。
となぜかそこだけ小声になった。
やはり抑圧されていたことを知っている世代なのだろう。
まるで言ってはいけないことをこっそりと教えてくれるような感じだった。

その後も数件行って尋ねたがが良い返答はなし。
ただ嬉しいことにどこのレコード屋に行っても日本人のロック好きが珍しいようでけっこうロックの話に付き合ってくれる。
ロシア人と欧米のロック談義。

ボーンレコードは見つからなかったがレコード屋の店主達とのロック談義やロックバーのマネージャーなどと知り合いになれてなんだかロシアが好きになった。

<つづく>

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Photo & text by Tadahiro Koto
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KotoTadahiro

KotoTadahiro

1971年東京生まれ。大学卒業後2つの会社、フリーライターなどの経験を経て26歳の時に直感的に整体業界へ。 整体の専門学校を卒業後5年で6か所にて修行。 2004年横浜市日吉にて独立開業後自由が丘、奥沢にてサロンを展開。 2016年屋号をK-styleから整体サロンSolecka(ソレシカ)に変更。 頭蓋骨の研究を始めて約10年。独自の頭蓋骨調整法で全国よりクライアントが集まる。施術家向けのテクニックDVD作品を出すのと同時にコトー流の整体をマスターした療術家を育てるべくセミナーを12ブランド展開して後進の育成に努めている。
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