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May 1, 2020

アイ・ラブ・カフェ

内緒のカフェ

東京

コロナ終息を目的とした東京お家に居なさい厳戒態勢。2週間はとてもおとなしくしていた。誰にも会わなかったし、外にもほとんど出なくて、冷蔵庫の中のオンラインで取り寄せた食品を駆使して一日3食お家ご飯、お家カフェに徹していた。普段から毎日のように誰かと会ってはおしゃべりしてお茶飲んで、ランチしていた身としては、この罰ゲームは心底辛く感じていたけど、でも。

だんだん息が苦しくなり、近くのものばかり見ているためか、主にコンピューターの画面だが、目もチカチカしてきた。コロナにかかるより前にこのままだと心が壊れると判断し、タクシーで知人のところにマスクとゴム手袋で身を包み訪問を試みた。

そして近くの、かろうじて短時間だがオープンしているというカフェに連れて行ってもらった。広い店内にはそれでも3組ほどがテーブルの上いっぱいに思い思いのオーダーをしたもので埋めて、話に花を咲かせている。

紅茶をサーブするサーバーの手はやはりゴム手袋で包まれている。その手元を見ていたら、今まで映画でも見たことのなかったようなことが、今現実で起きていることをつくづく突きつけられた。

このカフェの話題のパンケーキは、そんなアブノーマルな空気感の中でも、華やかで可愛くて美味しそう。そして頭がとろけるほどに美味しかった。

この日の翌日からこのカフェは閉まっている。

ふたたびステイホームがスタート。少しだけ身体が緩んだ。

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