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Apr 2, 2021

一写入魂

Photo by Kasumi Kanaya

バンクーバーの春

カナダに住んでから気がついた春の様子がある。
日本の春は、新しい生活の始まりで浮き足立つような、

勇み足のような、どことなくそんな前のめりな気分になっている空気感がある。
バンクーバーの春は、長く寒い雨の季節からようやく抜け出たような開放感が感じられるけれど、それでもまだ時折降る雨と桜で一喜一憂するようなそんなアンニュイな季節だと思う。  
ところ変われば感じ方も様々なのを体感出来るのが、

国を跨いで生活している自分が感じられる特典だ。
だったとしても、やっぱり長年過ごした日本の春の浮き足立つような新生活の匂いは、

学校を卒業してからなくなった今もなお、私の心に根付き続ける。
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KanayaKasumi

KanayaKasumi

Photographer 東京で帽子デザイナーとして帽子の専門会社に勤務した後、2011年の東日本大震災を機にカナダに渡る。カナダの景色や人の多様さに惹かれ、独学で写真を学び、主にポートレート撮影を始める。 現在は人物と背景の関係性を大切にしたポートレート撮影を軸に写真の可能性を広げている。
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